顎変形症をより詳しく!!

下顎前突(うけ口)

画像|下顎前突(うけ口)

上顎前突(出っ歯)および開咬

画像|上顎前突(出っ歯)および開咬

顔面非対称

画像|顔面非対称

下あごの骨や上あごの骨が過度に大きく成長したり、逆に成長が少なかったり、またアゴの骨が左右に変形して、上下のあごの骨の骨格的なバランスの乱れが生じ、噛み合わせが悪くなっている方がいらっしゃいます。そのため、矯正歯科治療だけでは噛み合わせを治すことができず、下あごの骨や上あごの骨を切って正しい大きさや位置に改善しなければ、噛めるようにならないことがあります。これは、顎変形症(がくへんけいしょう)といい、外科的矯正治療(矯正歯科治療と外科手術)によって、かみ合わせと上下のあごの骨のバランスを同時に回復する治療が必要となります。

顎矯正手術とは

手術は一般的に下顎の骨切り術(下顎骨形成術:下顎枝矢状分割術)、上顎骨骨切り術(上顎骨形成術:LeFortⅠ型骨切り術)およびオトガイ形成術を単独に、または組み合わせて行います。

画像|顎矯正手術の一例

手術はお口の中から行いますので、お顔に傷はつきません。また、手術に伴う出血には自己血輸血(自分の血液をストックしておき出血時に輸血する)で対応しております。

今は矯正歯科治療も外科手術も両方健康保険が適応されており、治療費の負担が少なくなり、治療を受けられる患者さんが多くなってきております。

この外科的矯正治療は、近年非常に発達し、手術も安定し、入院期間が短くなりました。この治療が適応かどうかはお気軽に当院にご相談ください。