当院の顎変形症のシミュレーション vol.Ⅰ

治療の流れ

1) 初診検査:問診、レントゲン検査、歯列模型作成などを行います。

2) 診断・および口腔外科との手続き:矯正歯科医と口腔外科医が連携し、分析結果に基づいて診断を行い、治療方針を決定いたします。

3) 術前矯正スタート:手術を行うことを前提として、あごを動かした状態を想定して主にマルチブラケット装置によって歯を並べていきます。

4) 術前検査:術前矯正治療が終わって、実際の手術のための精密な検査を行います。

5) 手術:下あごだけの手術ならば約2週間、上下のあごの手術ならば約3週間の入院です。

6) 術後矯正スタート:手術後に最終的な仕上げの矯正治療を行います。

7) 保定治療:きれいになった歯並びが後戻りしないようための装置を装着します。

8) 必要ならば最終補綴。

画像|顎変形症のポスター

以下に、当院で行っている外科的矯正治療のシステムを学会などで発表しているものを抜粋しました。

画像|ユニ・モデルサージェリィ計測分析システム システム構成

画像|骨切線と計測点の関係

画像|上顎と下顎の手術における骨の移動方向および量を三次元的に算出したもの

画像|手術室用骨切量出力用紙

画像|当院の手術の三次元モデルサージェリーの計測システムの変遷

画像|術後CT像の検討

実際のコンピューターグラフィックでのシミュレーションは以下のように運用されています。この患者さんは、反対咬合で、下あごが大きく左に曲がっている患者さんです。当然、上あごと下あごの両方の手術を行わなければお顔のバランスが取れません。上あごと下あごの移動量を第一回目のシミュレーション(上図)で、バランスが取れ、しかも手術可能な骨の動きをしているかを確かめました。丸印のところで、骨の当たりや隙間が大きいことが判明しました。そのため、手術計画の変更となり、上下の骨の移動量を調節して、どうなるかを見たのが2回目のシミュレーション結果(下図)です。口腔外科との協議の結果、2回目のシミュレーションの手術プランが採用されました。

画像|計測1回目での骨の干渉部位

画像|計測2回目での骨の干渉部位