第1回顎関節・咬合シンポジウムに参加しました!

2025.12.19

第1回 顎関節・咬合シンポジウムに参加してきました

先日、第1回 顎関節・咬合シンポジウムに参加してきました。
会場は国立新美術館。歯科領域では初の試みとなるシンポジウムであり、非常に意義深い会となりました。

当院ではこれまで毎年、顎関節をテーマとした学会発表を継続して行ってきましたが、
顎関節は臨床的に重要である一方で、これまで大きく注目される機会が多い分野ではありませんでした。
今回のシンポジウムは、そうした背景の中で開催された、非常に貴重な機会だったと感じています。


会場までの移動と開催の意義

土曜日の診療後に移動し、月曜日の診療開始前には札幌に戻る日程での参加となりました。
会場となった国立新美術館には多くの参加者が集まり、本シンポジウムへの関心の高さがうかがえました。

歯科領域において、同会場で顎関節・咬合をテーマに専門家が集う場はこれまでになく、
記念すべき第1回に立ち会えたこと自体が、大きな意味を持つと感じています。


多領域の専門家による8時間の議論

当日は、

  • 口腔外科

  • 矯正歯科

  • 補綴歯科

  • 歯周病歯科

など、複数の専門分野の先生方が一堂に会し、
顎関節を中心としたテーマについて、約8時間にわたり集中的な講演と討論が行われました。

通常、顎変形症関連の学会では、
口腔外科・矯正歯科が中心となることが多いのですが、
今回はより幅広い専門領域からの視点が加わり、
多角的で臨床に直結する議論が展開された点が非常に印象的でした。


特に重要だと感じたポイント

今回のシンポジウムで、特に重要だと感じた点を共有します。

① 学童期など、早期段階での治療介入の重要性

顎関節の問題は、症状が顕在化してから対応するのではなく、
成長期を含めた早期の評価・介入が重要であることが、改めて示されていました。

② 悪化前の介入の重要性

顎関節は一度構造的変化が進行すると、
元の状態に戻すことが困難となる可能性があることが、
近年のエビデンスとして明確になりつつあります。


学びを日々の診療へ

今回のシンポジウムで得た知見は、
単なる情報として終わらせるのではなく、
日々の診療にどのように落とし込むかが重要だと考えています。

今後も、学会やシンポジウムを通じて得られた知識を整理し、
患者様一人ひとりの診療に還元できるよう、
継続して研鑽を重ねてまいります。